栗城史多 エベレストで凍傷 指切断 賞賛と誹謗【画像・動画】 [栗城史多]
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登山家の栗城史多さん。
エベレストに3度挑戦して失敗。
不退転の決意で挑んだ4度目のエベレストでしたが、またもや山の神には微笑んでもらえませんでした。
エベレストはホーンバイン・クロワール入り口の8000m地点で、気温マイナス20度以下、平均風速25-30m/sという強風に阻まれ、下山となりました。
その時点で、体力低下と深刻な凍傷となっており、シェルパの救援によりなんとか下山、即入院となりました。
命を取り止めたこと、本当に良かったです。
しかし、その代償はあまりに大きなものでした。
両手指と両足指と鼻に深刻な凍傷を負ったのです。
自身のツイッターで公開された写真がこちら。
当初は連日38度の高熱と、凍傷治療のための血管拡張の点滴による激痛でつらい状況でしたが、今は落ち着きつつあるとのこと。
現地スタッフの協力の下、ツイッターやブログ更新を口頭で行える程度にまで復活しました。
自身のブログの中で、凍傷についての悲痛な思いをこう語っています。
「左手親指と両手の指数本は、第一関節から切断することになりそうです。」」
「指を失うということはやはり悲しいことであり、今後またエベレストやヒマラヤに行きたい気持ちにどこまで応えられるか正念場です。」
そして、ブログの最後はこう綴られていました。
「僕は、必ず復活します。」
その心意気、すごいです。
栗城史多さんのベースにあるのは、
「山を通して人を楽しませたい」
という強い想いです。
吉本興業グループと業務提携しているのも、その戦略の一つなのでしょう。
今回のエベレスト登頂も、小型カメラを持参して生中継を計画されていたようです。
SNS社会における、多くの人を巻き込むライフスタイルの象徴とも言えそうです。
実際、彼のブログには500件を超えるコメントが連日書き込まれています。
その多くが、彼を賞賛し、復活を願うものでした。
一方で、栗城史多さんを評価しない意見も、散見されます。
登山家の間では、彼は異端児として見られていることも事実のようです。
「栗城史多さんは登山家としては、3.5流。マラソンで言えば市民ランナーレベルですよ。」
と言い切るのは、サバイバル登山家であり登山雑誌編集者の服部文祥さん。
では、具体的に何が問題とされているのか。
ヤフー知恵袋にとても参考となる情報がありました。
⇒ http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1146998496
(一部、抜粋) 登山というのは言ってみればルールのないスポーツのようなもので、「誰でも、好きなように」登っていいのです。野球やサッカーのようなルールブックがあるわけでもなく、「マナー」に多くの場合において支配される世界です。 マナーというのは、「倫理観」であったり「過去の先人が作り上げてきた行動規範」ですよね。 彼の場合はそのマナーを守っていません。 (専門家の見解は)これまでの登山の歴史から産み出された概念を無視しながら、ときに自分の都合のよい部分だけを利用しながら世間に誤解を与えているという怒りです。
なるほど。
これは説得力のある説明です。
栗城史多さんを、
「これまでの常識を覆すがむしゃらなヒーロー」と見るのか、
「登山マナーを無視したはた迷惑で無謀な若者」と見るのか、
意見が分かれるところですね。
まるで、光と影のようです。
上記のヤフー知恵袋の終わりに、このように書かれていました。
(一部、抜粋) 栗城君の場合は、今現在は持ち上げられていますが、もしも将来持ち上げた神輿を地面にたたき落とすようなマスコミお得意の手法の餌食になった時、突っ込まれるネタが多すぎます。 今ここで「彼を純粋に応援する」と宣言する人たちは、栗城君が週刊誌あたりでたたかれたとしても、手のひらを返さずに応援してあげてください。 栗城君が一生懸命に、一つのことに挑戦しているという事実は嘘ではないのだし、人間的にもいいヤツでしょうから。 ただちょっと、いろいろと足りないだけです。
これは、皮肉ではなく、この回答者の愛情であり、本心からの願いであると思いました。
ネット掲示板で吹き荒れる、栗城史多さんの誹謗中傷とは、明らかに一線を画しています。
私は、栗城史多さんはネットを通じて人を感動させる力を持った人だと思います。
その、人を巻き込む力は、とても価値のあることです。
登山家としては、確かに「うーん」と見える部分もありますが、
人間としての栗城史多さんを応援したいと思います!
ちなみに・・・
栗城史多さんを「3.5流の市民ランナー」と切り捨てた
サバイバル登山家の服部文祥さん。
この方も、相当変わってます(笑)。
テレビ番組「情熱大陸」でも取り上げられていました。
最小限の道具と散弾銃を持って、入山。
鹿を仕留めて「よっしゃ、焼肉だー」と叫ぶ服部さん。
かつて、人は己の力で獲物を捕らえ、その命をいただいて生きてきた。
その原点とも言えるライフスタイルに、生きる実感を感じているようでした。
同時に、命の大切さ、命を奪うことへの葛藤とも向き合う服部さん。
鹿の心臓を生で食べながら、
「鹿さん、ありがとう」
という姿が印象的でした。
(心の中では、焼肉じゃないじゃん、とつっこみながら)
ついでに・・・・
というわけではないですが。
この服部さんも認め、登山家の誰もが認める、本物の登山家として有名なのが、山野井泰史さんと山野井妙子さん夫婦。
このお二人が、あまりに衝撃的でした。
ちょっと長くなったので、次の記事しましょう。
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登山家の栗城史多さん。
エベレストに3度挑戦して失敗。
不退転の決意で挑んだ4度目のエベレストでしたが、またもや山の神には微笑んでもらえませんでした。
エベレストはホーンバイン・クロワール入り口の8000m地点で、気温マイナス20度以下、平均風速25-30m/sという強風に阻まれ、下山となりました。
その時点で、体力低下と深刻な凍傷となっており、シェルパの救援によりなんとか下山、即入院となりました。
命を取り止めたこと、本当に良かったです。
しかし、その代償はあまりに大きなものでした。
両手指と両足指と鼻に深刻な凍傷を負ったのです。
自身のツイッターで公開された写真がこちら。
当初は連日38度の高熱と、凍傷治療のための血管拡張の点滴による激痛でつらい状況でしたが、今は落ち着きつつあるとのこと。
現地スタッフの協力の下、ツイッターやブログ更新を口頭で行える程度にまで復活しました。
自身のブログの中で、凍傷についての悲痛な思いをこう語っています。
「左手親指と両手の指数本は、第一関節から切断することになりそうです。」」
「指を失うということはやはり悲しいことであり、今後またエベレストやヒマラヤに行きたい気持ちにどこまで応えられるか正念場です。」
そして、ブログの最後はこう綴られていました。
「僕は、必ず復活します。」
その心意気、すごいです。
栗城史多さんのベースにあるのは、
「山を通して人を楽しませたい」
という強い想いです。
吉本興業グループと業務提携しているのも、その戦略の一つなのでしょう。
今回のエベレスト登頂も、小型カメラを持参して生中継を計画されていたようです。
SNS社会における、多くの人を巻き込むライフスタイルの象徴とも言えそうです。
実際、彼のブログには500件を超えるコメントが連日書き込まれています。
その多くが、彼を賞賛し、復活を願うものでした。
一方で、栗城史多さんを評価しない意見も、散見されます。
登山家の間では、彼は異端児として見られていることも事実のようです。
「栗城史多さんは登山家としては、3.5流。マラソンで言えば市民ランナーレベルですよ。」
と言い切るのは、サバイバル登山家であり登山雑誌編集者の服部文祥さん。
では、具体的に何が問題とされているのか。
ヤフー知恵袋にとても参考となる情報がありました。
⇒ http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1146998496
(一部、抜粋) 登山というのは言ってみればルールのないスポーツのようなもので、「誰でも、好きなように」登っていいのです。野球やサッカーのようなルールブックがあるわけでもなく、「マナー」に多くの場合において支配される世界です。 マナーというのは、「倫理観」であったり「過去の先人が作り上げてきた行動規範」ですよね。 彼の場合はそのマナーを守っていません。 (専門家の見解は)これまでの登山の歴史から産み出された概念を無視しながら、ときに自分の都合のよい部分だけを利用しながら世間に誤解を与えているという怒りです。
なるほど。
これは説得力のある説明です。
栗城史多さんを、
「これまでの常識を覆すがむしゃらなヒーロー」と見るのか、
「登山マナーを無視したはた迷惑で無謀な若者」と見るのか、
意見が分かれるところですね。
まるで、光と影のようです。
上記のヤフー知恵袋の終わりに、このように書かれていました。
(一部、抜粋) 栗城君の場合は、今現在は持ち上げられていますが、もしも将来持ち上げた神輿を地面にたたき落とすようなマスコミお得意の手法の餌食になった時、突っ込まれるネタが多すぎます。 今ここで「彼を純粋に応援する」と宣言する人たちは、栗城君が週刊誌あたりでたたかれたとしても、手のひらを返さずに応援してあげてください。 栗城君が一生懸命に、一つのことに挑戦しているという事実は嘘ではないのだし、人間的にもいいヤツでしょうから。 ただちょっと、いろいろと足りないだけです。
これは、皮肉ではなく、この回答者の愛情であり、本心からの願いであると思いました。
ネット掲示板で吹き荒れる、栗城史多さんの誹謗中傷とは、明らかに一線を画しています。
私は、栗城史多さんはネットを通じて人を感動させる力を持った人だと思います。
その、人を巻き込む力は、とても価値のあることです。
登山家としては、確かに「うーん」と見える部分もありますが、
人間としての栗城史多さんを応援したいと思います!
ちなみに・・・
栗城史多さんを「3.5流の市民ランナー」と切り捨てた
サバイバル登山家の服部文祥さん。
この方も、相当変わってます(笑)。
テレビ番組「情熱大陸」でも取り上げられていました。
最小限の道具と散弾銃を持って、入山。
鹿を仕留めて「よっしゃ、焼肉だー」と叫ぶ服部さん。
かつて、人は己の力で獲物を捕らえ、その命をいただいて生きてきた。
その原点とも言えるライフスタイルに、生きる実感を感じているようでした。
同時に、命の大切さ、命を奪うことへの葛藤とも向き合う服部さん。
鹿の心臓を生で食べながら、
「鹿さん、ありがとう」
という姿が印象的でした。
(心の中では、焼肉じゃないじゃん、とつっこみながら)
ついでに・・・・
というわけではないですが。
この服部さんも認め、登山家の誰もが認める、本物の登山家として有名なのが、山野井泰史さんと山野井妙子さん夫婦。
このお二人が、あまりに衝撃的でした。
ちょっと長くなったので、次の記事しましょう。
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2012-11-03 07:20
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